赤ちゃんの顔色が悪く、息苦しそうな時は気管に異物が詰まっている可能性もあります。
■吐かせてはいけないものを飲み込んでしまった時の対処法
先のとがった画びょうやピアスなどは無理に吐かせてはいけません。
トイレ用洗剤などの強い酸性のものや、灯油、シンナーなどの石油製品、入れ歯洗浄剤などは吐かせたことで、肺や食道を傷つける危険性があります。そのまま大至急病院へ行くようにしてください。
赤ちゃんの誤飲はいつ何を、どれくらい飲んだかで、処置の方法が異なります。
何かを飲み込んでしまったらまだ口に残っているか、飲み込んでしまったかを確認します。
顔色や、機嫌が悪くないかも見てください。
もし誤飲した物が口の中に残っていたら、口の中にある残っているものを取り除いてください。
指をそっと差し入れて、口の手前に残っている異物を取り除きます。口の奥に誤飲した物がある場合は、無理にかき出さないでください。
指で奥に押し込んでしまう可能性が高いので危険です。
飲み込んでしまっていたら、なるべく早く吐き出させなければなりません。
吐かせてもOKな物なのかを確認し、なるべく早く吐き出させます。
吐かせるときは赤ちゃんの両ほほを指ではさみます。
口を大きく開かせたら、舌の付け根を指で強く押します。うまく吐き出せなかったりすることもあります。
吐き出しても、その後様子がおかしいときにはすぐに病院に行くようにしてください。
誤飲した物がのどに詰まっていたら、赤ちゃんの背中を強くたたいてください。
大人が立てひざになり、頭が胸よりも低い位置になるように太ももの上に赤ちゃんをうつぶせにします。
肩甲骨と肩甲骨の間を平手で強くたたいてください。4〜5回たたくことで異物を吐き出させることができるでしょう。