毎日オムツを取り替えているお母さんが、いち早く、便の状態に気がつき、赤ちゃんの健康状態を守ってあげなければなりません。
赤ちゃんがよく下痢をするのは、胃腸の粘膜が弱く、消化器が短いので、ちょっとした刺激にも反応し下痢をします。
■自宅で様子を見る下痢の症状
いつもより多少ゆるいうんちがでる。
便の回数が、1〜2回いつもより多い。
■病院で受診する下痢の症状
1週間以上下痢が続いている。
水のような便が1日に5〜6回出る。
水分はとれているが下痢と嘔吐が続く。
下痢の回数が最近増えた。
食欲がなく、機嫌が悪い。
下痢だけでなく、発熱と嘔吐を伴っている。
便がすっぱい臭いで、少量の血が混じっている。
■診察時間外でも受診してもらう下痢の症状
赤ちゃんの水分補給ができない。吐いてしまう。
便が普通の便ではなく、白っぽい。
粘血便が大量に出る。
鮮血が混じっているうんちをする。
熱があり、ウンチのにおいが異臭や悪臭でいつもと違う。
■大至急、受診してもらう下痢の症状
下痢と嘔吐が激しく、大泉門がへこんでいる。
お腹を壊す下痢の症状だけでなく、赤ちゃんの下痢は様々な病気が考えられます。
乳糖不耐性下痢、ロタウイルス腸炎、キャンピロバクター腸炎、アレルギー性腸炎、単一症候性下痢、細菌性胃腸炎、急性胃腸炎などが考えられるので、異変に気がついたら、症状が悪化しないように早めに受診するようにしてください。
大人と同じように、赤ちゃんの便は健康状態を表してくれるサインです。